幼稚園・保育所等で第一線の教育者として活躍することを目指す人が所属します。少人数の学生で構成されたコースにおける相互理解を根底においた指導のもと、子どもが主体者として育つ環境を創造しながら、乳幼児の成長と発達に必要な教育・保育のあり方を習得し、子ども一人ひとりの優しさ、探求心、感性、想像力、自立心などを引き出す能力を養います。そして、子どもの豊かな感性と知性に共感し、子どもの権利を守り、保護者や関係者と共に子どもの育ちを喜び合える幼児教育の専門職を目指します。多くの卒業生が公立・私立の幼稚園・保育所等に就職し、職場の中核的教育者として活躍しています。
幼稚園教諭の免許取得のみにとどまらない、「保育のスペシャリスト」の養成を目指しています。保育学、発達心理学、社会福祉学を専門分野とする専任教員とともに、乳幼児保育の基本理念、乳幼児期や就学後の発達、子育て支援などについて学びを深めます。更にその学びを、一年間の長期実践「プロジェクト総合演習」を通じて確かなものにしながら、「幼免取得プラスα」の様々な力を身に着けていきます。
このコースでは、高度な力量を備えた専門的教育者の養成を意図し、幼稚園教諭免許状(一種)の取得とともに、小学校教諭免許状または保育士の資格取得を卒業要件としています。
氏名・職位 | 専門分野 | 教育・研究内容など |
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准教授 |
児童福祉 貧困研究 |
”貧困が子どもに与える影響“不利な状況にある子ども・親を支援する保育・教育・福祉のしくみ”などを中心に、「子どもの貧困」「子育て環境の不平等」の研究を行っています。 |
准教授 |
発達心理学 保育学 |
子どもは、自他の気持ちや思考をどのように理解していくのでしょうか。傍にいる保育者に求められる役割は?色々な園へ通い、この答えを探す研究をしています。 |
准教授 |
保育学 幼児教育学 |
幼稚園・保育園などにおいて、子どもの理解を基盤とした保育の在り方や、とりわけ子ども同士の関わりや協同性の育ちなどの研究を行っています。 |
★主免許[必修免許]に加え、副免許(特別支援教育コースは基礎免許)[選択必修免許]から少なくとも1つを取得することが、卒業要件となります。
コース | 主免許[必修免許] | 副免許/基礎免許[選択必修免許] |
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小学校教育コース | 小学校教諭(一種) | 中学校教諭(二種)、幼稚園教諭(二種)、特別支援学校教諭(二種)のいずれか |
中学校教育コース | 中学校教諭(一種) | 小学校教諭(二種)、高等学校教諭(一種)のいずれか |
幼児教育コース | 幼稚園教諭(一種) | 小学校教諭(二種)、保育士のいずれか |
特別支援教育コース | 特別支援学校教諭(一種) | 小学校教諭(一種)、中学校教諭(一種)のいずれか |
※中学校教諭の副免許は、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語から選択できますが、カリキュラムの構成上、取得できない教科が生じる可能性もあります。
※高等学校教諭の副免許は、国語、地理歴史、公民、数学、理科、音楽、美術、書道、保健体育、工業、家庭、英語から選択できますが、カリキュラムの構成上、取得できない教科が生じる可能性もあります。
※特別支援学校教諭の領域は、知的障害者、肢体不自由者、病弱者です。
※必要な単位をそろえれば、学校図書館司書教諭の資格を取得することもできます。