普茶料理




(協力 興福寺)


普茶料理とは?
 普茶料理は、黄檗宗に伝わる中国風の精進卓袱料理である。料理は、生物や動物性のものは一切使わず、豆腐・野菜など、季節の食材を油をうまく利用して料理する。材料の自然の味を生かし、食材を余すところなく使い切る。雲片がその代表的な例である。

 また、見た目にもこだわりがあり、精進物を使って肉・魚・鳥の料理に見せると言う「昼夜揚げ」のようないわゆる”もどき料理”があるのも特徴と言える。このような見た目だけでなく、きくらげを使って歯ざわりまで気を配り、視覚と味覚のギャップの違いという”もどき料理”のおもしろさをもっている。


「普茶」の意味
 「普茶」とは「あまねく茶をほどこす」の意で、料理を仲立ちとして総合親睦を深める・その日の労をねぎらうといった意味合いを含むと同時にそれが目的でもある。この意味は、上座のない円卓で食べ、大器に盛ってある料理を取り箸もなく、直き箸で食べるという食事形式によくあらわれている。

禅宗の食事の「普茶」
 黄檗宗は禅宗の一派であり、この禅門では「茶礼」というのを重く見る。「茶礼」とは行事がある時に一山の者達が一堂に会して、その行事の打ち合わせや反省会を行う事で、黄檗宗では、最後に「謝茶」といって仏前に供えたものをさげて料理し、お茶を飲む。この時の料理が普茶である。



普茶料理の影響
 普茶料理は油をふんだんに使う。普茶料理の普及によって、民衆に油が広まり、てんぷらも広まっていったと言われている。

興福寺普茶料理の献立






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