百日祭2000(平成1 2年度)

平成12年12月5日(火) 卒業式まで あと100日

3年主任講話

 3年生の皆さんいよいよ百日祭を迎えましたね。

「見てください 希望にあふれるこの胸を 見ていてください これからの3年間を」と言って入学してきたあなた方を,私たち教官は,ほんとうにずっと見てきました。

 様々なことへのチャレンジを,つまずきを,そして成長を見てきました。

 今日の百日祭を迎えると,3年生のみなさんを見続けるのも,あと百日,いえ登校する日を数えると60日ばかりしかありません。本当に早いものですね。

 12月1日に行った学年集会では,各学級の発表を通して,自分たちのことを今一度振り返り,これからをどう見つめていくかということを,考えました。この集会は,自分自身がどう歩んでいくかを,じっくり考える,よい機会となったことでしょう。

 入学式に,みんなで高らかに声を合わせた

「わたくしたちは誓います。 光満ちた生徒になることを 力みなぎる生徒になることを 望みあふれる生徒になることを 」という誓いを,この100日で完璧に果たすために努力するあなた方の姿を期待したいと思います。

この百日祭は,1,2年生の皆さんにとっても「心のけじめ」をつけるに当たり,ひとつのチャンスとなります。

 1年生の皆さん,入学後登校した日を数えると約150日。自分はどんな姿を周囲の人々に見せたでしょうか?誓った附中生の姿に向かってますか?

 附中生の中核として動き始めた2年生の皆さん,これまでに学んだ附中生としての姿の中から,3年生に向かう自分の姿を,くっきりと見据えることができていますか?

今一度しっかり自分を見つめてみましょう。

 さて,先日行われた合唱コンクールで歌われた曲の中に「未来」という曲がありました。3年3組の自由曲ですね。皆さんはあの曲の冒頭のことばを覚えていますか?

   青空にむかって 僕は竹竿を立てた

   それは未来のようだった で,始まる詩です。

 私は,この詩が大好きです。何か心が重い時も,この始まりのことばを思い出すだけで,背筋がピンと張るような,そして,自分が次のことに向かって飛ぶことができるような気持ちさせてくれます。

 ただ,この詩は,私よりも,まさに今のあなた方の「気持ち」を,表しているのではないかと思います。

 皆さんは,入学の時,希望に燃え,元気に,心の竹竿を立てたことでしょう。

 そして,この附中で育つ中,その竹竿はどうなっていますか?

 しっかりと青空に向かって立ち続けてほしものですが,なかなかそうは行きませんね。倒れかけたり,曲がってしまったり,裂けてしまったり・・・・

 でも,この詩からは,希望に向かって力強く立つ竹竿が,いつも目に浮かびます。

 この詩の最後の方では,最初の部分の「僕は竹竿を立てた」ということばが「僕は,まっすぐ竹竿を立てた」という言葉になります。この「まっすぐ」という使い慣れたことばが,ここでは,まるで別の新しいことばのように,心にすばらしく響きます。

 今日の百日祭で皆さんには,もう1度,まっすぐ竹竿を立ててほしいのです。

 これからも,人生において,竹竿を立て直すことは何度もあることでしょう。

 でも今日は,特に3年生の皆さんには,今までよりぐーんと長い,長い竹竿を,勢いよくまっすぐ立ててほしいのです。

 そして,卒業して,新しい竹竿を立て直すまで,まっすぐ,まっすぐ青空に向かって立ち続けさせましょう。

 では最後に,この詩を読んで私の言葉を締めたいと思います。

 

「未 来」 谷川俊太郎

青空にむかって 僕は竹竿を立てた

それは未来のようだった

きまっている長さをこえて どこまでも

青空に とけこむようだった

青空の底には

無限の歴史が昇華している

僕もまたそれに加わろうと−

青空の底には

とこしえの勝利がある

僕もまたそれを目指して−

青空にむかって 僕はまっすぐ竹竿を立てた

それは未来のようだった

3年生 決意のことば 

 登校するときの冷たい風が、冬の到来を感じさせる今日、私たちは、卒業まであと百日という節目のときを迎えました。

 今までの学校生活がわずか数日間のできごとのように早く感じられます。

 あふれる期待を抱いて、この附属中学校の門をくぐった入学式。小学校とは違う仲間や授業、先生方、そして先輩・後輩。この附属中学校で過ごした日々には、ときに、不安やとまどいもありました。しかし、卒業まであと百日を迎えた今、ひときわ私たちの脳裏に浮かぶのは、先輩方の伝統を受け継いできた数々の行事です。

 附中祭「春」。WAをテーマに五つの縦割り学級それぞれで団結し、応援合戦を通して新しい学級での信頼や絆を深めました。

 附中祭「秋」。その中でも合唱コンクールは、学級で心を一つにして、一つのものを創りあげていくすばらしさを、あらためて感じることができました。

 地域体験学習や二十一世紀選択研修、修学旅行。それぞれ、友人と自主研修や寝食をともにすることで、一人一人の個性を磨き合い、互いに認め合うことができました。

 私たちは、それぞれの諸行事をはじめ、学級活動や部活動でのふれ合いを通して、団結しながら一歩一歩前進してきました。それは決して一人の力でやり遂げたわけでなく、たくさんの級友とともに数多くの経験をしていく中でここまでたくましい心身を培うことができたのだと思います。

 これからは、一、二年生の皆さんが「光と力と望みと」の校訓を胸に、この附属中学校のすばらしい伝統を受け継いでいくこととなります。

 先日行われた生徒会役員引き継ぎ式では、全校生徒を目の前に、新生徒会役員の堂々とした姿が見られました。生徒会旗を受け取るときの目には、附属中のリーダーとして生徒をまとめようという決意にあふれていました。新生徒会を中心にみんなで互いに高め合う集団を作ることで、この附属中学校がよりよい学校となっていくのです。

 これから私たちは高校受験という大きな試練を乗り越えなければなりません。三者面談等を通して、自分自身と真剣に向き合いながら志望校を決定する中で、現実の厳しさを知ることとなるでしょう。

 しかし、総合実践の時間などで、自分の将来について学んだことは何なのか、しっかりと考えなければなりません。目標を高く持ち、全力で取り組むことで、その試練を乗り越える以外道はないのです。卒業までの百日を悔いのないものとするために、附属中学校で今まで磨き上げてきた自分の個性を大切に、夢に向かって少しずつ前進し続けていきたいと思います。

 一・二年生のみなさん、私たちのこれからの姿を見てください。校長先生をはじめ、諸先生方、これからも御指導をよろしくお願いします。

1,2年生の決意のことば

 

 吹く風の冷たさに身を細め、肩に力が入っている自分に気が付くと、寒い冬がもうやってきたんだと感じられます。

 三年生の先輩方、ご卒業まで残すところ、あと百日となりました。これまで、先輩方はいつでも、私達を励まし正しい方向に導いてくださいました。それを私達は当たり前のように受け取めながら、ただ先輩方の後姿を追いかけてきました。

 附中祭「春」では、色々な競技に懸命に取り組みながらも係活動の中心となっている先輩方に憧れを感じました。特に縦割りで行われた応援合戦では、情熱にあふれた先輩方の言葉で、三学年がひとつにまとまりました。

 そして、附中祭「秋」。今まで体験したことのない取組や催しをたくさん企画していただき、私達は新しい世界をのぞいた気持ちになりました。最終日、合唱コンクールでの三年生の歌声におひとりおひとりの三年間の思いや学級のまとまりなど、はかり知れない力を感じ、心を揺さぶられました。

 何事にも全力を傾け、新しい事に挑戦し続けた先輩方。その姿は、私達の目標です。つい先日、生徒会の引継式が行われ、私達に後期が手渡され、附属中学校の舵取りを任されました。そして今、私達は、この附属中学校の中心となり、伝統を受け継いでいく責任を感じています。私達も、さらに新しい事に挑み、よりいっそう活力にあふれた附属中学校を目指していきます。

  先輩方にたくさんの夢を持っていらっしゃることでしょう。それぞれの夢に向かって、そして必ず訪れる軽やかな春に向かって、充実した百日を過ごされてください。そして、その日々が、先輩方を、附属中学校を支える力となることを願っています。