光と力と望みと

附属中学校同窓会講演会

平成13年6月30日

主催:長崎大学教育学部附属中学校同窓会

長崎大学教育学部附属中学校  

 

演 題 「世界の中のニッポン 再生は可能か」

講 師 日本経済新聞社代表取締役副社長  杉田亮毅氏

      (長崎大学学芸学部附属中学校 第5回卒業生)

会 順 開会

     1 同窓会長挨拶

     2 学校長挨拶

     3 講演

     4 生徒代表謝辞

     閉会

講演要旨

○小泉内閣は,誰もが待ちに待っていた政権である。

○日本の社会は,さまざまなところで制度疲労を起こしている。

○バブル崩壊に始まった長期不況から,未だに抜け出せないでいる。

○日本発の世界不況は,絶対に阻止しなければならない。

○終身雇用制が,経済発展の足かせになっている。

○資本主義であるはずの日本は,いつのまにか社会主義的な社会になってしまっている。

○地方の個性化をどんどん進めていく必要がある。

○これから,経済発展のための新しい基盤づくりが必要である。

 【例】 IT,遺伝子工学,環境技術,ナノ技術,etc

附中生へのメッセージ

○目的を持って,学生生活を送ってほしい。 

○人は未完成のまま,次のステップへと進んでいくもののようです。

 →しっかりと準備して,完全に仕事をこなしたいと思っていても,実際には突発的な仕事に追われることが多い。

 →突発的な仕事に対処できるだけの力を日頃から身につけておきたいものです。

○これからの社会は,次のような人を求めています。

1 創意工夫ができる人

2 強い意志を持った人(97%までの努力は誰でもできます。最後の3%が大切です。)

3 技術系,理科系にも強い人

4 英語やコンピュータを自在に使いこなせる人

5 夢を持った人

 

生徒代表謝辞

 今日はお忙しい中,私達のために,とてもためになるお話をしていただき,ありがとうございました。

大先輩からお話をうかがうことができて,とても嬉しかったです。

 

 日頃,日本の経済について考える機会はまったくと言っていい程なく,どうしても「難しい」というイメージが先に立ちます。

正直に言うと,今回の講演には少し抵抗がありました。しかし,内容はとても分かりやすく,とても興味深く聴くことができました。

 

私が心に残ったお話は,次の3つです。

1 不良債権の処理を3年以内に終わらせることを,国際的な場で小泉首相が約束をするということ。

2 今まで,日本においては理想のように思われてきた終身雇用制度が,皮肉なことに今の日本経済を立て直す上での妨げになっているということ。

3 日本が金融不況に陥ると,今度は世界不況になるかも知れない。そうならないように,アメリカなどが小泉首相に期待しているということ。

 20年後,30年後の日本をすばらしいものにするためにも,これから,私たち中学生も日本や世界の経済について,もっと関心を持たなければいけないなと思いました。でも,やっぱり少し難しいところもあるので,まずは,公民の勉強を頑張ろうと思います。

 

 最後に,この附属中学校の卒業生の方が,すばらしい活躍をされているのはすごいことだと思います。私たちも,多くのすばらしい先輩方に負けないように頑張りたいと思います。そのためには,まず,この附属中学校に在学している今しかできないことをしっかりやり遂げることが大切だと考えています。大人になったとき,附属中学校のことを杉田さんのように「思い出の宝庫」と思えるようになりたいと思います。

 

 杉田さんも,これからますますお忙しい毎日を過ごされることと思いますが,お身体に十分留意なさって御活躍ください。

今日はすばらしい講演を本当にありがとうございました。

平成13年6月30日       

長崎大学教育学部附属中学校

生徒代表

 


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