日本人類遺伝学会第48回大会
市民フォーラム「遺伝医学と教育」
2003年10月24日(金) 長崎ブリックホール大ホール


近藤達郎先生(長崎大学医学部附属病院遺伝カウンセリング室)
「遺伝カウンセリングの実情と問題点」

長崎大学医学部附属病院の遺伝カウ
ンセリング室における活動と大学生
および保健士に対する遺伝観のアン
ケート調査の結果を報告される。
池内達郎先生(東京医科歯科大学難治疾患研究所)
「理科教育における『ヒトの遺伝』:最近の動向と問題点」

理科教育および高校「公民」における
「ヒトの遺伝」の扱われ方や高校にお
ける授業の実践の報告をされる。
上薗恒太郎先生(長崎大学教育学部)
「ヒトゲノムの意識と道徳教育」

わが国とドイツの大学生などに対す
るアンケート調査の結果を連想マッ
プを用いて報告される。「ヒトゲノ
ム」などのキーワードに対してドイ
ツの大学生がわが国の大学生よりも
多めの言葉を連想したと述べられる。

風間晴子先生(国際基督教大学)
「21世紀,科学の時代を豊かに生きる」

学力の国際比較を通して,21
世紀の科学の時代にふさわし
い教育のあり方を説明される。
子どもの「知の営み」を育成するために知識偏重ではなく考えるプロセス重視の教育を提唱される。


座長 池内達郎先生,橋本健夫先生(長崎大学教育学部理科教育学)



 本フォーラムにお越し下さいました聴衆の皆様にはお礼申し上げます。高校生や高校生物の先生にも来て頂きました。
 「ヒトの遺伝」は,遺伝医療の進歩によるテーラーメイド医療などで多くの人が恩恵を受ける時代が来るでしょうが,他方では,「遺伝情報」の扱いを誤ると,就職差別や結婚差別などさまざまな社会的差別が生じることになります。そのためにも多くの人に「正しい遺伝知識」を持って頂かなければなりません。本フォーラムでは,そのような遺伝知識の普及のあり方を学校教育の問題として考えることを目的としました。



主催:日本人類遺伝学会(第48回大会事務局:長崎大学医歯薬学総合研究科原研遺伝新川研究室)
共催:日本学術会議遺伝医学研究連絡委員会,長崎大学教育学部