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市民フォーラム
「遺伝医学と教育」

が開催されました

 長崎大学教育学部では有志の先生方を中心にして「ヒト遺伝子解析時代の教育に関する基礎的研究」(科学研究費補助金基盤研究(B)(2),研究代表者:舟越耿一,課題番号:14380108)と題する研究を行ないました。
 2003年4月,ヒトゲノムの解析が国際ネットワーク研究によるヒトゲノム塩基配列の全容解明が宣言され,今後はポスト・ゲノム研究としてゲノム塩基配 列の個人差(SNP)の解明や塩基配列の機能の解明など,いわゆる遺伝子の機能のさらなる解明が進展するものと予想されています。また,技術の進展によっ て遺伝子解析が大学の附属病院などで従来よりも簡便に行なわれるようになりました。これからは医学のさらなる進展が見込めるものの,他方では遺伝上の個人 差に関する情報の漏洩による就学差別・就職差別などの社会的負の現象が生じると予想されており,ヒト遺伝子解析が社会にもたらす影響は計り知れません。
 本研究では,当初,まず第一に,ヒト遺伝子解析が社会にもたらす影響に関して教育現場または教育一般の分野を中心に基礎的な考察を行なうことを目的とし ました。第二に,遺伝子解析が社会にもたらす悪影響をなくす試み,さらには遺伝医学サービスの進展を円滑に行なう試みの一つに社会教育の役割が指摘されて います。そこで,我が国の義務教育・学校教育においてどのように遺伝学教育を導入すべきかを検討しようとしました。
 本研究は,メンバーの主力として小・中・高校の教員養成課程の中の様々な研究分野の研究者を揃え,なおかつ医学研究として遺伝子解析に携わっている研究 者と環境社会学の研究者を含めた学際的な研究集団の手によります。ヒト遺伝子解析に関連する人文・社会科学研究は,すでに倫理学や法律学の分野で始まって いるでしょうが,教育学を中心とした本研究のアプローチは独創的でユニークでありましょう。


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長崎市文教町1-14
長崎大学教育学部国際文化講座
堀井研究室気付
遺伝と教育問題研究会
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